ボーカルディレクションしに行ってきたよ。
こんにちは、未季(singhealthy)です。
昨日は男性シンガーのレコーディング現場にボーカルディレクターで行ってきました。
日進市のJ’z Studio Westさんにて。
初J‘z Studioだったけれど、居心地のいい雰囲気が好きでした。大きな15畳ほど?のブースを使わせていただいたよ。毎度のごとく写真を収め忘れたけれど、シンガーさんのカメラマンが「映えるわー♡」とおっしゃっていた通り一面分はウッドで吸音してあって見た目にも音にも心地よいのです。
レコーディング中の空間はなんだか違和感満載で私あまり得意でなくて。
無意識に「この広さでこの静けさおかしいやろー」とでも思ってるんだろうか?
逆に回りやすいトーンがある時もあるし。
でも吸音材が何種類も違う素材だったりすると違うのかしら、なんとなく自然な静けさを感じられる気がしました。
向かう前の鶴舞公園の紫陽花。
私の場合、ボーカルディレクターとしてレコーディングに立ち会う時に大切にしたいなと思うところは実はそういう部分にもある。
バリバリのミュージシャンなら自己満足が個性でいけるけど、最初から100%オープンマインドなシンガーは少ない。
プロデューサーが入れば意向を、本人がセルフプロデュースするならば対話しまくり、抑揚曲線やらグルーブやらあらゆる表現力をお話しするしアドバイスを抜き差ししたりする。
理想と実力の差を埋める作業もいるし、ジャンルによって必要なスキルや重要度も違う。
山ほどの準備を必要最低限の言葉でお伝えできる準備を経て、レコーディングに臨むんですな。
それでもボーカルの場合精神的要因で本番思った通りのことができない場合も多い。
これがまたガーンとなる…。
というか、声の楽器はそれが一番の難点よね。
悲しいしイライラするしどうすりゃいいのよってなる。
ボーカルディレクションはこれを助けます。
あれ?不安?となるより前に声を元に戻したり、自信がなさそうなテイクに余裕ぶっこいてオッケーといったり、ダメな時に冷静に次のテイクに進んだりしてくれる相棒みたいなやつだね。
もしくはお気に入りのぬいぐるみ的立ち位置!
こういう精神的なサポートを大事なところで入れていけるのが私は大切だなーと思うのですよ。
たまに空気を読み間違ってこんがらがることもあるけどね、ほぼほぼ上手くいきます。
ピッチ直したりコンプで潰した声になるよりもあったかい歌が録れると思う。
平日の昼過ぎのまったりとした5時間、がんばって歌っておられました。すごいわ…。
お疲れ様でした!