サンティアゴ・デ・コンポステーラ。巡礼のひとり旅inスペイン(3)
2018年4月、スペインのカミーノ・デ・サンティアゴを112km手前からただただ歩いたひとり旅、3回目。
こんにちは、未季です。
私は今回、歩きに来たのだ。
歩きに来ただけなのでできれば歩くことだけを考えて過ごしたい。
一応まだ若者という意地で荷物の輸送システムは使わなかったけれど、本当のところは身一つでスペインの道をぷらんぷらんと歩きたいくらいだった。
そんな気持ちでやってきたので荷物は最小限、自炊グッズを持ってくる気などさらさらない。
「お宿をケチれるのなら、その分スペインのおいしい好きなものをいただけるわ」
言葉の通り、1日目はガリシア地方名物の野菜スープとおいしいパンにハーフデキャンタの赤ワイン、2日目はbooking.com で予約した私設アルベルゲに泊まり宿主の振る舞うコース料理を他の宿泊者たちといただいた。
朝は出発が6時台と早いので、5kmほど歩いてから温まった体と清々しい気持ちをもってバルでボカディージョと熱々のカフェ・コン・レチェ。
ピンと角の立ったサラミや生ハム、作りたてのチーズをトッピングしてギュッと詰まった足の平より大きいフランスパンに挟んだボカディージョはどこのお店でも一度では食べ切れない。
紙に包んでもらいお昼ご飯にすると、疲労した体に生ハムの塩気が染み渡る。
小腹が空いたら朝のバルで買ったチョコレートの入ったあまーいクロワッサンと持ち込んだナッツを食べればまた元気に歩いていけるさ。
そんなこんなウキウキした食生活を送ることは目に見えていたので、持参したビタミンサプリをきちんと取って思う存分偏った楽しい暮らしをしていた。
かなりイヤらしい食レポになってしまった。
35歳にもなって、こんなにも怠惰な精神でこの歴史ある巡礼路に挑んでしまった私をどうも神様か誰かが見ていたようです。
悲しみの罰はこの後、3日目の宿にて下されたのでした。
その話は次回に。
朝の8時。暗い。この時はまだ今日がどんな日になるのか知らないのだ…
おしゃれサンドウィッチだけど普通でした。
オレンジジュースが生搾りでうまい。
でかいホタテ。
これはユーカリの木です。はじめは松と栗の木ばっかだったけど、だんだんユーカリばっかになってアロマ。
矢印のホタテ。
結構むりくり笑顔。だってずーーっと雨なんだもん!
しかし美しい。雨が似合う。
初ビアーと
プルポ(ゆでダコ)!楽しみだったけど私の口には合わず…残念。海産物はやっぱりしょうゆと味噌か…
注)帰国後どうも悔しくて、お店と同じようにパプリカ粉とガーリックオリーブオイルをゆでダコに振りかけ食べてみました。
おいしかった。
おかしい…超有名店に入ったのだけれど。ぬるいタコを掴まされたか、リベンジしたいな。
3日目にて初めての信号機!
とにかく雨でした…増水が半端ないし疲れる。
ご褒美?燃える空。
てか今頃晴れても遅いんだよー!
おまけで面白いことを考える余裕のあまりない日でした…無念。
田舎の国道沿いのやっていないパチンコ屋、という風情漂う建物。