Singhealthy

呼吸とボイストレーニングと、旅とピラティスのコラム。

重心は前にあるか、後ろにあるか、あるいは真ん中か。【コア・パワーハウス・体幹を感じるコラム】

 

こんにちは、未季(singhealthy)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ひさしぶりにコラムを書いていくよ。

今回はフィジカルヘルスや健康的な美しさについて。その中でも立ち姿や歩き方については気になる事がちょこちょこあるのです。世の中に出回るセオリーを人体実験(自分自身で試してみた)すると、予想された結果が実験と違ったりする。そんな「なんか違う」を考えてみる。

そんなコラム。

 

ピラティスやヨガ、延いては歌や演奏姿勢にも繋がってくるのでどうぞ覗いてね。

 

 

 

 

 

 

人間って、なぜ2本足で立っていられるんだろう。

ほかの動く生き物が基本4本足で生活するのってとても安全だと思う。

 

 

無機物で考えてみるとよくわかる。

椅子とか机とか、ある程度高さのあるものって基本4本足で作ってあるもの。たまに3本はあるかな。5本以上のものは逆にガタつきやすそうだ。

 

しかし2本足の机はほとんど見た事がない。

地面に完全に固定せずに2本で立たせる家具があったらぜひ教えてほしいくらい、そういったものは無い。

そりゃそうだろう、バランスが悪いのだ。

 

 

そんな状態を押してまで人は2本足で生活する。

当然バランスは悪いはずだろうが、まずます上手に使いこなしているので生き物としてはがんばっている方だ。

すばらしい。

 

 

そこで、人の体がどれだけのパーツをがんばってバランス取っているかざっとカテゴライズしてみたいと思う。

地面に近い方から順に。

 

 

1、足先〜足の平

地面に固定したらかなり立つのは楽だけど、動物なので移動する。だからこの部分で申し訳程度に地面を感じている。

 

2、足首〜ひざ

いわゆるすね・ふくらはぎの骨たちを縦に積んで、それらのバランスを取っている。

 

3、ひざ〜鼠径部(足の付け根)

みんな気になる太ももさん。2の骨の上に更に縦に骨を積んで倒れないようにバランスを取っている。むずい。

 

4、骨盤部〜首

一番大きい部分。胴体。ピラティスだとコアと呼びます。

下から骨盤部(大きい骨)、ウエスト部(背骨だけ。弱い)、胸部(背骨と肋骨。骨いっぱいだけど動きやすいのでバランスは取りづらい)、首(頸)部(背骨だけ。弱い)。

更に左右から腕が2本ついていて、ブラブラしているのでまたもバランスはかなり取りづらい。

 

5、頭部

5キロほどと言われている。頭蓋骨に中身が詰まって背骨に引っかかっているだけなので超ぐらつく。

 

 

 

 

 

 

こうやってみてみると、私たちはかなりグラグラした生き物である事がわかる。

それを一つずつ関節(骨同士のクッション材兼、曲がっていい方向を決めておくもの)と筋肉(バネとゴムの要素を合わせたもの)で結びつけて支えているわけだ。

 

 

f:id:singhealthy:20190602182405j:image

 

 

 

さて、ここで表題。

 

「重心は前にあるか、後ろにあるか、あるいは真ん中か」

 

要は、どこのパーツがどっちに倒れかけているかということである。

 

基本的に倒れかけている方と逆側の筋肉ががんばって硬く太くなり、血行が悪くなる。

そして、そのパーツより上のパーツがバランスを取るために反対側に倒れていく。

更に、その倒れかけたパーツを支えるため逆側の筋肉が使われ続け、硬く太くなり血行が悪くなる。

 

 

 

 

 

 

皆さんはどうですか?

 

次からは観察の仕方や治し方などの話をしていこうと思います。

 

また、ぜひ。

それでは。