まとめると。【腹式呼吸の謎~音楽編】
こんにちは、未季(singhealthy)です。
前回の内容からの続きです。
楽器で音を鳴らすときに必要な部分は?【腹式呼吸の謎コラム~音楽編】 - Singhealthy
原理は前回にほとんどまとめたので、今回は最後に呼吸(腹式呼吸)と絡めて書いてみます。
それでは行ってみましょ!
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こいつが歌うために直接必要な部分。
楽器ともいいましょうか。
縦笛のようなイメージがいいね。
これらはほとんどが肉です。柔らかく、曲がったり伸びたりする。
響かせるためには、どういう状況なら理想かしら?
文字通り縦笛のようになればいい。
管の空洞を太く、均等に、短く、保つことが大事。
付け足してみました。
楽器の上のほうには、頭があって重い。
口や鼻や、要は笛の押さえる穴にあたる部分と上下あごは言葉にするために動くし、ぐらつかないように頸椎と首の筋肉でしっかり下とドッキング(※)。
楽器の下のほうは、楽器自体の空洞を保ち続ける空気がいるし、声帯に少しは息を当てるしかなり忙しい。
とにかく上の重みに負けないようにして、さらに呼吸によってもぐらつかず空洞が曲がったりしないようにして楽器を維持したいので、肋骨と胸椎と様々な背筋と横隔膜でがんばる(※)。
しかし人はこれだけではなく、また下にある。
腹部から腰でも、上の安定を邪魔しない程度に支えなければいけない。
腰椎から骨盤と背面部腹部の筋肉、骨盤底筋群をバランスよく安定させる(※)。
さらに足で地上に固定し、バランスをとることで完成する。
以上がまとめだ!
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さて、全4回にわたって【腹式呼吸の謎~音楽編】を書いてきました。
ここまで読んでくださってありがとう。
ピンとこれば儲けもの。
結局真実は闇の中やないかい!と思うのもよくわかります。
誤解を恐れずにいえば、呼吸の正しさなんて大したことではないのです。
大事なのは、
「楽器を支えたまま」
呼吸ができるかということ。
これを意識して呼吸することが世にいう腹式呼吸なんだよ。
なんて気持ちよく声が出るんだと、驚くと思います。
次回はエピローグ。
ではでは。
日本語になくて、英語(日本語以外の多数の言語)にあるもの【呼吸の謎の謎】 - Singhealthy
(※)
文中の米印は個人レッスンにてボディブレスコントロールとしてお教えしています。
ご自分でもこの米印の部分は鍛えることができます。
もし、ちゃんとやってみたいなと思ったらご連絡ください。