Singhealthy

呼吸とボイストレーニングと、旅とピラティスのコラム。

梅雨どきのウォーキングは花がきれい

 

こんにちは、未季(singhealthy)です。

 

 

 

 

 

 

梅雨どきのウォーキングはかなり難しい。

 

ここ最近は温暖化の影響なのか、しとしと降るというよりは真夏のスコールに近い雨になってきた気がする。

蒸し暑さのゆるい東南アジアのようだ。気持ちの持ちようによってはお手軽な旅行気分で楽しくもあるけれど。

マンゴーシャワーの手前サイズ、マスカットシャワーがほんの10分も待てば一部分だけ真っ黒になった空から打ち落ちてくるので困りもの。

予測不能な空模様に小一時間のウォーキングはなかなかハードなのです。

 

 

 

 

 

 

それでもやっぱり歩きたい。

梅雨のウォーキングのお楽しみはなんといっても美しいお花たち。

真夏の花も暑さに熟れ乱れる具合が美しいけれど、梅雨の花たちはみずみずしくて大きく育つのがたまらない。

何もなかったようなところから突然わんさか咲いてくる。

乾燥に弱そうな繊細な花びらもいいよね。

 

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タチアオイ

 

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なんだろう

 

 

最高峰はやっぱりアジサイ

 

あと、月見草もいいわ。

男性の手の甲に浮き出た血管がそそられる方はぜったいに好みだと思うなぁ。あの葉脈。

 

 

 

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おしゃれな家具屋さんの植木たち。

熱帯雨林帯の花?美しい。

 

 

 

 

 

 

 

梅雨どきのウォーキングは難しい。

 

それでも、次の機会を狙いますよ。

だって花がきれいだもの。

 

 

 

 

ではでは。

 

重心は前にあるか、後ろにあるか、あるいは真ん中か。【コア・パワーハウス・体幹を感じるコラム】

 

こんにちは、未季(singhealthy)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ひさしぶりにコラムを書いていくよ。

今回はフィジカルヘルスや健康的な美しさについて。その中でも立ち姿や歩き方については気になる事がちょこちょこあるのです。世の中に出回るセオリーを人体実験(自分自身で試してみた)すると、予想された結果が実験と違ったりする。そんな「なんか違う」を考えてみる。

そんなコラム。

 

ピラティスやヨガ、延いては歌や演奏姿勢にも繋がってくるのでどうぞ覗いてね。

 

 

 

 

 

 

人間って、なぜ2本足で立っていられるんだろう。

ほかの動く生き物が基本4本足で生活するのってとても安全だと思う。

 

 

無機物で考えてみるとよくわかる。

椅子とか机とか、ある程度高さのあるものって基本4本足で作ってあるもの。たまに3本はあるかな。5本以上のものは逆にガタつきやすそうだ。

 

しかし2本足の机はほとんど見た事がない。

地面に完全に固定せずに2本で立たせる家具があったらぜひ教えてほしいくらい、そういったものは無い。

そりゃそうだろう、バランスが悪いのだ。

 

 

そんな状態を押してまで人は2本足で生活する。

当然バランスは悪いはずだろうが、まずます上手に使いこなしているので生き物としてはがんばっている方だ。

すばらしい。

 

 

そこで、人の体がどれだけのパーツをがんばってバランス取っているかざっとカテゴライズしてみたいと思う。

地面に近い方から順に。

 

 

1、足先〜足の平

地面に固定したらかなり立つのは楽だけど、動物なので移動する。だからこの部分で申し訳程度に地面を感じている。

 

2、足首〜ひざ

いわゆるすね・ふくらはぎの骨たちを縦に積んで、それらのバランスを取っている。

 

3、ひざ〜鼠径部(足の付け根)

みんな気になる太ももさん。2の骨の上に更に縦に骨を積んで倒れないようにバランスを取っている。むずい。

 

4、骨盤部〜首

一番大きい部分。胴体。ピラティスだとコアと呼びます。

下から骨盤部(大きい骨)、ウエスト部(背骨だけ。弱い)、胸部(背骨と肋骨。骨いっぱいだけど動きやすいのでバランスは取りづらい)、首(頸)部(背骨だけ。弱い)。

更に左右から腕が2本ついていて、ブラブラしているのでまたもバランスはかなり取りづらい。

 

5、頭部

5キロほどと言われている。頭蓋骨に中身が詰まって背骨に引っかかっているだけなので超ぐらつく。

 

 

 

 

 

 

こうやってみてみると、私たちはかなりグラグラした生き物である事がわかる。

それを一つずつ関節(骨同士のクッション材兼、曲がっていい方向を決めておくもの)と筋肉(バネとゴムの要素を合わせたもの)で結びつけて支えているわけだ。

 

 

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さて、ここで表題。

 

「重心は前にあるか、後ろにあるか、あるいは真ん中か」

 

要は、どこのパーツがどっちに倒れかけているかということである。

 

基本的に倒れかけている方と逆側の筋肉ががんばって硬く太くなり、血行が悪くなる。

そして、そのパーツより上のパーツがバランスを取るために反対側に倒れていく。

更に、その倒れかけたパーツを支えるため逆側の筋肉が使われ続け、硬く太くなり血行が悪くなる。

 

 

 

 

 

 

皆さんはどうですか?

 

次からは観察の仕方や治し方などの話をしていこうと思います。

 

また、ぜひ。

それでは。

 

 

 

 

 

 

ボーカルディレクションしに行ってきたよ。

 

こんにちは、未季(singhealthy)です。

 

 

 

 

 

 

 

昨日は男性シンガーのレコーディング現場にボーカルディレクターで行ってきました。

日進市のJ’z Studio Westさんにて。

 

初J‘z Studioだったけれど、居心地のいい雰囲気が好きでした。大きな15畳ほど?のブースを使わせていただいたよ。毎度のごとく写真を収め忘れたけれど、シンガーさんのカメラマンが「映えるわー♡」とおっしゃっていた通り一面分はウッドで吸音してあって見た目にも音にも心地よいのです。

 

レコーディング中の空間はなんだか違和感満載で私あまり得意でなくて。

無意識に「この広さでこの静けさおかしいやろー」とでも思ってるんだろうか?

逆に回りやすいトーンがある時もあるし。

でも吸音材が何種類も違う素材だったりすると違うのかしら、なんとなく自然な静けさを感じられる気がしました。

 

 

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向かう前の鶴舞公園の紫陽花。

 

 

 

 

私の場合、ボーカルディレクターとしてレコーディングに立ち会う時に大切にしたいなと思うところは実はそういう部分にもある。

 

バリバリのミュージシャンなら自己満足が個性でいけるけど、最初から100%オープンマインドなシンガーは少ない。

プロデューサーが入れば意向を、本人がセルフプロデュースするならば対話しまくり、抑揚曲線やらグルーブやらあらゆる表現力をお話しするしアドバイスを抜き差ししたりする。

理想と実力の差を埋める作業もいるし、ジャンルによって必要なスキルや重要度も違う。

 

山ほどの準備を必要最低限の言葉でお伝えできる準備を経て、レコーディングに臨むんですな。

 

 

 

 

それでもボーカルの場合精神的要因で本番思った通りのことができない場合も多い。

 

これがまたガーンとなる…。

 

というか、声の楽器はそれが一番の難点よね。

悲しいしイライラするしどうすりゃいいのよってなる。

 

 

 

 

 

 

ボーカルディレクションはこれを助けます。

 

あれ?不安?となるより前に声を元に戻したり、自信がなさそうなテイクに余裕ぶっこいてオッケーといったり、ダメな時に冷静に次のテイクに進んだりしてくれる相棒みたいなやつだね。

もしくはお気に入りのぬいぐるみ的立ち位置!

 

 

 

 

こういう精神的なサポートを大事なところで入れていけるのが私は大切だなーと思うのですよ。

たまに空気を読み間違ってこんがらがることもあるけどね、ほぼほぼ上手くいきます。

 

ピッチ直したりコンプで潰した声になるよりもあったかい歌が録れると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

平日の昼過ぎのまったりとした5時間、がんばって歌っておられました。すごいわ…。

お疲れ様でした!

お散歩のひとり旅 in台北(最終日)

 

中部国際空港を8時台に出発するエアアジアで2泊のお散歩ひとり旅。

 

 

 

 

 

最終日とは言うものの、飛行機の出発時間は11:30。帰るためだけの日よね。

 

最後の日にホテルを出る時間を決めるのは、毎回前日心がせめぎ合うのを味わえます。

「できればギリギリまでここ(非日常)にいたい」のと、「乗れなかったら怖い」の間で揺れ動く私。

というのも昔友人と二人旅で訪台した時帰りのチケットが取れていない事件が起きたことがあるのだ。

 

いつかその時の旅の話ができたら詳しく書きたいけれど、フリーツアーで頼んだのになかったのでもはやお手上げ状態。

偶然初日だけ会ったツアースタッフが別の仕事で空港にいたおかげでなんとかなったが、あの時はかなり肝を冷やしたよ。

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当時の、まさか帰り道がないなどとは思ってもみない顔。
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結局、ちょっとしたトラウマのせいで朝早めのフライトなのに3時間ほど前には桃園空港に到着してしまいましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

することないのでフードコートで朝ごはん。

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食べたかった魚の雑炊は売り切れ、というかもうこの揚げた麩みたいなものしか残ってない。朝なのに…どういう品揃えなんだ。

調味料も置いていなかったし味は薄いし最後のご飯はいまいち。なのにお高いお粥でした。

 

飛行機は好調。

帰国後19:15にはヨガとピラティスのレッスンをしに行ってきたよ。

 

まさしく隙間旅。

多忙な人のフリをしたみたいでおもしろかった。

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

普段私は旅帰りにおみやげをあまり買っていかないタイプなのだけど(仕事場とかがないのでね)、今回はただのんびりしていただけだったので生徒さん方々にも少しずつ渡せるように多めに仕入れて帰りました。

 

帰りの飛行機は機内持ち込みの重量がパスできるかドキドキ。

 

でも、少しずつお配りしながら台湾のお話を聞いてもらって楽しかったです。

おみやげの存在ってそういうことなのね。

 

 

 

それから、今回初めて機内持ち込みのみで国際線を利用しました。

荷物の重量や液体の兼ね合いが面倒なデメリットはやっぱり感じたけれど、到着後のカウンターで荷物を待つ時間が省けるのは思わぬメリット。

これはこれで有りだなぁ。

 

 

 

 

 

楽しい週末旅だったよ。

よかったら、ぜひどうぞ。

 

お散歩のひとり旅 in台北(2日目)

 

中部国際空港を8時台に出発するエアアジアで2泊のお散歩ひとり旅。

 

 

1日目の時点で「2日目はにわか雨有りよ」とインターネットが言ったので昨日いっぱいと外の行きたい所歩いたのに、めちゃ晴れた。

ありがたく晴れを楽しみます。

 

今までに何度も亜熱帯オキナワのハズレ天気予報の罠にかかっていた私。だいぶ予報の信頼度下げていたはずなのに、腕がなまったかな。

亜熱帯、モンスーン気候のこの読めない天気ってなんだかいい具合に諦めを学ぶよね。

上手くいかないことがあってもまあしょうがないかーという気持ちさえも忘れがちになってることをぴかーんと光る初夏の日射しで気づく、週末旅のぜいたくな楽しみ方。

 

週末じゃないけど。

 

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昨夜は時間をかけてメイクを落とし、共有スペースで気がすむまでダラダラしたり本を読んで、おもむろにヨガをして、眠たくなるのを待ってベッドへ。

朝は目が覚めたら起きて、ゆっくり準備をしてから軽い朝ごはんをいただいて、お昼前ごろに出発。

 

 

宿泊はstar hostel 台北

https://www.starhostel.com.tw/home-jp

 

お安いドミトリーにしたけれど、外国の都会のドミトリーは本当にレベルが高い。おしゃれ系だぜ…とちょっと斜に構えた私にゲンコツだよ。

清潔だし、機能的だし、居心地もいい。共有スペースは開放的なのにプライベート感が保てるようにうまく作られててすごい。

こんな朝ごはんがついて2泊で1200元。

4000円くらい。おすすめです。

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今日は朝市で愛玉ゼリー入り蜂蜜レモンからスタート。

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迪化街をがしがし歩き、ものすごいリフレッシュ。

味のある街並みがとても好み。


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それにしても漢方の薫りがすごいね。

もしかしたら健康になったかもしれないと思うくらい。たぶん気のせい。

 

 

 

 

 

ちなみに台湾の名物の中で私がNo. 1リコメンドしたいものがここで見つけるドライベジタブル!

前回2人旅で台湾に遊びにきた時にどこかのデパートの地下で出会い、ひと味で恋に落ちた。

どの野菜もフルーツもすばらしい美味さ。そして最高なのがかなりしっかりとした歯ごたえなのです。

 

まだひと味惚れしたお店がどこのものだかは判明していないのだけど(いつかは出会う気)、今回買ったお店も問題なく美味しすぎたよ。

 

新點子茶舖(NEW點子生活)

Google

https://goo.gl/maps/8hiRUJbUL3P51Sik8

 

 

 

 

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すし詰めのスイカ人形。予想外にかわいい。

 

 

 

 

 

せっかく地下鉄乗り放題だし、淡水まで民芸品買いに行ったり、都会を観たいだけで忠孝敦化まで行ったり、大好きな生煎包屋さん「許記」が食べたくて師大夜市を歩いたり。

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たっぷり歩きまくって今日も終了。

 

 

 

 

 

 

 

さすがに足が疲れた。

だけれどこの疲労は、ウォーキング好きには堪らない幸せな疲労なのだ。

 

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《この日記は後日書いたものです》

 

お散歩のひとり旅 in台北(1日目)

 

中部国際空港を8時台に出発するエアアジアで2泊のお散歩ひとり旅。

 

 

気軽に予約した流れから、なんとなく出発前夜までなんの準備もしていなかったのだけどよく考えたら今回は海外でドミトリー泊で荷物はすべて機内持込の節約。

液体をまとめたり、荷物が増えないようにしたり色々気をつけながら準備をしていたらあっという間に深夜2時になっていた。

 

たいがい旅行1日目は睡眠不足でスタートするね。旅あるあるかな?

 

 

エアアジア機内持ち込み詳細

https://www.airasia.com/jp/ja/baggage-info/cabin-baggage.page

 

※海外出発の際の液体物機内持ち込み詳細

https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/baggage/carry-on/baggage-limit.html

 

 

 

 

空港MRT駅には日本の近鉄の広告。国同士の距離感が近い、笑ってしまった。

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台北駅。


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4月上旬。暑くて蒸してて、ビルの中は寒い。
さすが台湾。

 

 

 

とにかくマイペースに時間を気にせずふらつきたいけれどあまりに知らない場所では不安で気持ちよく歩けないので、まずはおなじみの中正紀念堂

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この規模で整備されたなにもない広場って日本ではなかなか出会えない。なぜだろうか?日本人けちんぼなのかな?何かもったいない気がするのか?

 

心がすっとしてネガティブな考え事もちっぽけに感じられる。

こんな広場は気持ちのリセットにちょうどいい。

 

 

 

 

バイクはまだまだ大人気。

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今の台北ブーム?お寿司の一個売り。

ラッピングされていてケーキみたいだが、これは地下鉄の改札前のお店。f:id:singhealthy:20190415182033j:image

 

 


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台湾の飲み物を飲めるだけ飲む。

写真は大好物のスイカジュース。この日はパパイヤミルクと仙草ゼリー入りミルクティーもいただく。

仙草ゼリーは初めてだったけど、ミルクティーに入ってるとなんの違和感もないね。独特のぷるんとした硬さが口の中でサクサクする感じ。タピオカよりもかなり好み。

お店の名前を忘れた…誠品書店敦南店の地下のフードコートでした。おすすめです。

 

 

 

動物病院の入り口。背丈くらいの高さの水槽に悠々泳いでいた。
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寧夏夜市の近くの看板?ボタンとベルトがとても可愛くておしゃれ。

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飾り物屋さん?電気が落ちた後も風情ががあって素敵。
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台湾はビルの一階部分のフロアが少し奥まっている。ほとんどのビルがそうなので屋根付きのアーケードのように歩ける。

夜に少し雨がパラついたけれど、こういう仕様だと助かるね。

 

 

 

満喫の1日目。

 

 

 

ではでは。

日本語になくて、英語(日本語以外の多数の言語)にあるもの【呼吸の謎の謎】

 

こんにちは、未季(singhealthy)です。

 

 

 

これまでに【腹式呼吸の謎~音楽編】と題して歌うための呼吸に必要なことをコラムにまとめました。なので次はフィジカル&メンタルヘルスにおける様々な呼吸法の中で気づいたことを考察コラムとして書いていこうと思います。

が、その前にもう一つ大きいテーマ【呼吸の謎】の一片を書いてみたい。

 

 

 

 前回

まとめると。【腹式呼吸の謎~音楽編】 - Singhealthy

 

 

 

 

 

 

 

実際呼吸によって体や心にいい影響を与えることは可能そうだ。私自身が、やる気になったりリラックスしたりというのはこれかーと理解できる感覚を味わえているからだ。

 

ただし過去にはそれが、効果的に感じるときとそうでないときがあったのである。

 

「毎日は違うものだから。今日の調子として受け入れていきましょう」

これはエクササイズやトレーニング、アーサナなどを行うときに大切な言葉だ。私もピラティスやヨガのインストラクションをするときには必ず声がけする。

とても大切なことなのだが、呼吸に関してはなんだかこの言葉が私の中で腑に落ちなかった。なにかいつももどかしい感覚を味わうのだ。

効果的に感じるときは何をやるにも(歌うことも含めて)「今、したいことができている」と感じるのに、ちぐはぐになっているときには息苦しくて最早すべてやめてしまいたいくらいになってしまう。

 

 

苦しいのを、今日の調子として済ませるのもやるせない。

これはなぜなのか。

時間をかけて研究した後の考察はこうである。

 

呼吸については、普通にできることが前提になっているからだ。

 

 

 

 

...?

 

きょとんですよね。

普通にできんかったら死ぬやん。

 

 

 

そうなんだけれど。

私は実際歌ってる時やヨガ中に呼吸が分からなくなって過呼吸気味になったことがある。

息の仕方がなんかよくわからなくなるのだ。

 

一度もそうなった感覚のない人は今回あまり関係ないかもしれないので長々申し訳ない訳ですが。

なんとなくわかる!となった方へ。

 

 

 

 

 

 

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日本語になくて、英語やスペイン語にあるもの。

 

それは、チェストボイスである。

 

チェストボイスを直訳すると『胸声』となるのだが、それは形を変えて『地声』と訳されることも多い。

 いわゆる普通に話す声ということだ。

しかしこの‘普通‘、欧米や他アジア圏の違う言語と日本語(現在)を比べてみると違うような気がするのだ。

 

 

 

みなさんは喫茶店で外国人旅行者と隣になったことはないですか?

もし次に機会があったら一度気にして聞いてみてほしい。

 

それはただ声が大きいだけじゃなく、響く声だったりしませんか?

いうなればお風呂の中の声みたいな?

 

 

 

 

日本語を聞いて同じように感じることは限りなく少ない。

これがなぜ違うのか。

 

 

 

 

 

おそらく英語とスペイン語(と日本語以外の多数の言語)は

 

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の空間を保って声を出しているんじゃないか。

のど仏と上下の気管をドッキングして空間を響かせながら声を出している。

 

そうなると、空間を首を支えていないと言葉が伝わりづらいし、のど仏の下まで空間をキープするために深い呼吸が常にされることになる。

 

 

 

 

 

日本語はおそらく大半がこうだ

 

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大体の人が奥歯より外の口の中で話している印象。

たまに声の高い人は鼻腔を使っている。

 

管の中を使わなくても伝わるので、実際チェストボイスを使う必要がない。

 

そうなると、首を支えている必要もないので、首は曲がるし、深く呼吸(空間を広げることを)しなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、こうして会話や呼吸そのものが言語によって違ってくるのではないか。

 

 

だから‘普通‘(チェストボイスを由来とする、気管とのど仏と咽頭部分の空間をキープする呼吸)が、日本語のみを使う人々にはすっ飛ばされた情報のまま広まっている。そうして、もともとできる人とそうでない人に意識の差ができるのではないか。

 

 

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本日の研究コラムはこうでした。

 

結局何が言いたいかというと

 

 

当たり前の呼吸も、実はよりいい感じにできる可能性あるよ。

 

 

 

ということなのでした。

 

 

 

 

 

ではでは。